大井川鐵道312系撮影会 いきさつなど |
画像を交えつついきさつなどを振り返ってみたいと思います。
2005年に運用離脱した312系313編成。
11年の間に留置場所を新金谷→千頭→大代側線と変えつつ、いよいよ解体の時が迫ってきました。
なんとか最後に撮影会だけでも実施できないかと思案し、見返してみれば3月にファーストコンタクトを行ったのでした。
側線内の他の車両の解体が進んだ時点で実施日が決定。なんとも解体作業の前日での実施となりました。
当日は車両移動も対応頂き、清掃作業開始前にウニモグ+ホキ+ヨ+312系という珍ドコ列車が実現。
その後参加者全員で前面・撮影メインとなる側の側面を清掃実施しました。
数年前、312系が使用していた方向幕機が大井川イベントの際のオークションに出品。所有したい一心で落札したのでした。
また、別日のロコプラザでの部品販売で売られている尾灯が二つ。友人さんとひとつずつ購入したのですが、これがモハ313発生品だったのです。
偶然にも方向幕機と尾灯を所有し今回の撮影会で使用することとなりました。
解体前の車両なので流用できるパンタの擦り板は取り外されていました。
パンタ側の車両の撮影なのでできることならパン上げをしたい…と要望しなんとこちらも対応頂くことができました。
また、直前にて友人さんより前照灯点灯は?と持ちかけられなんやかんやで点灯も行ったのでした。
10年間点灯していなかったものの無事点灯してくれたのは幸いでした。
尾灯は断線しているので毎度の手法で急行灯の点灯を実施。
サボ受けも寸法を割り出し、この企画のためだけに作成。
車両がいないだけにもう使うことはないかなと…
20年近く前でしょうか、鉄道ファンに312系に奥武蔵のヘッドマーク+快速急行の種別板を掲げた貸切り列車の記事がありました。譲渡車に西武のマークなどを掲出する姿に衝撃を覚えました。
351系が引退して26年、最後の譲渡車である312系にて同じことができるのは格別な思いでした。
また、さよなら351系のヘッドマークを所有しており、これを実車に取付けできる最初で最後のチャンスとなりました。これも念願かなってのこと。
錆垂れの姿から清掃を行い、パン上げ・前照灯に尾灯の点灯・方向幕取付け…
前頭板時代から末期の時代までを再現することができ実に有意義な時間となりました。
解体目前の車両に最期の花道を飾ってやれたかな、なんて思います。
312系撮影会の後はE31撮影会へと移りました。
そして夕方には312系はウニモグにより解体線へ移動し翌日からの解体に備えたのでした。
所澤車輌工場車初の自社製車両となった351系。
大井川譲渡に際して車内にはレッドアローからの発生品の転換シートが搭載された車両でした。
そんな貴重な座席もついに見納めとなりました。
西武から大井川へと渡り歩き永きに渡り活躍した312系、今までお疲れ様でした。
そして撮影会のご対応頂いた大井川鐵道の皆様、ご参加頂いた皆さまにも心より感謝致します。
ありがとうございます。
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さて、今回の撮影会は大井川鐵道のロケーションサービスを利用して実施しました。
通常はテレビロケなどで利用されますが、今後は車両含め様々な撮影で対応頂けるようです。
参考費用も出ているので気になる方は是非利用されてみてはいかがでしょうか。
今企画が上記リンク内で紹介頂いております。
※毎度ながら、今企画もフォトブックを作成します。
参加外の方でも、もし購入ご希望の方がいらっしゃるようであればご連絡ください。
また、このような企画に興味がある方がいらっしゃる場合もご連絡頂ければ。
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